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片口聞いて公事を分くるな

片方だけの言い分を聞いて判決してはいけない。原告と被告の両方の言い分を聞いて、公平に判定を下さねばならないということ。

katakuti

片方だけの言い分を聞いて判決してはいけない。原告と被告の両方の言い分を聞いて、公平に判定を下さねばならないということ。

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父は十分もの間

২১ শে ডিসেম্বর, ২০১৩ সন্ধ্যা ৬:৪৫

 父は十分もの間、近くから遠くから、つくづくと見尽した後、さう云つた。

 瑠璃子は、それを持つて、二階への階段を上りながら思つた。自分の手中には、一幅十万円に近い名画がある。此の一幅さへあれば一家の窮状は何の苦もなく脱することが出来る。何んなに名画であらうとも、長さ一丈を超えず、幅五尺に足らぬ布片に、五万十万の大金を投じて惜しまない人さへある。それと同時に、同じ金額のために、いろ/\な侮辱や迫害を受けてゐる自分達父娘もある。さう思ふと、手中にあるその一幅が、人生の不当な、不公平な状態を皮肉に示してゐるやうに思はれて、その品物に対して、妙な反感をさへ感じた。

 その日の午後、二階の居間に閉ぢ籠つた父は、何うしたのであらう。平素に似ず、檻に入れられた熊のやうに、部屋中を絶間なしに歩き廻つてゐた。瑠璃子は、階下の自分の居間にゐながら、天井に絶間なく続く父の足音に不安な眸を向けずには、ゐられなかつた。常には、軽い足音さへ立てない父だつた。今日は異常に昂奮してゐる様子が、瑠璃子にもそれと分つた。暫らく音が、絶えたかと思ふと、又立ち上つて、ドシ/\と可なり激しい音を立てながら、部屋中を歩き廻るのだつた。瑠璃子はふと、父が若い時に何かに激昂すると、直ぐ日本刀を抜いて、ビユウビユウと、部屋の中で振り廻すのが癖だつたと、亡き母から聞いたことを思ひ出した。 キャバクラ 求人

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