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片口聞いて公事を分くるな

片方だけの言い分を聞いて判決してはいけない。原告と被告の両方の言い分を聞いて、公平に判定を下さねばならないということ。

katakuti

片方だけの言い分を聞いて判決してはいけない。原告と被告の両方の言い分を聞いて、公平に判定を下さねばならないということ。

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父の手文庫に思ひがけなくも

২১ শে ডিসেম্বর, ২০১৩ সন্ধ্যা ৬:৫৪

 父の手文庫に思ひがけなくも、ほのかな薄紫の紙幣の厚い束を、発見したのであるから、瑠璃子が声を立てるばかりに、駭いたのも無理ではなかつた。駭くのと一緒に、有頂天になつて、躍り上つて、欣ぶべき筈であつた。が、実際は、その紙幣を見た瞬間に云ひ知れぬ不安が、潮の如くヒタ/\と彼女の胸を充した。

 瑠璃子は、父がその札束を、無造作に取り上げるのを、恐ろしいものを見るやうに、無言のまゝぢつと見詰めて居た。

 父が、応接室へ出て行くと、鷲鼻の男は、やんごとない高貴の方の前にでも出たやうに、ペコ/\した。

「これは、これは男爵様でございますか。私はあの、荘田に使はれてをりまする矢野と申しますものでございます。今日は止むを得ません主命で、主人も少々現金の必要に迫られましたものですから止むを得ず期限通りにお願ひ致しまする次第で、何の御猶予も致しませんで、誠に恐縮致してをる次第でござります。」父は、さうした挨拶に返事さへしなかつた。 父は十分もの間

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