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片口聞いて公事を分くるな

片方だけの言い分を聞いて判決してはいけない。原告と被告の両方の言い分を聞いて、公平に判定を下さねばならないということ。

katakuti

片方だけの言い分を聞いて判決してはいけない。原告と被告の両方の言い分を聞いて、公平に判定を下さねばならないということ。

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が、然し悪魔に

২১ শে ডিসেম্বর, ২০১৩ সন্ধ্যা ৬:৫৩

 が、然し悪魔に手抜かりのある筈はなかつた。その犠牲が、十分苦しむのを見すまして、最後に飛びかゝる猫のやうに瑠璃子父子が、一日を不安な期待の裡に、苦しみ抜いて、やつと一時逃れの安心に入らうとした間隙に、かの悪魔の使者は護謨輪の車に、音も立てず、そつと玄関に忍び寄つたのだつた。

「いや、大変遅くなりまして相済みません。が、遅く伺ひました方が、御都合が、およろしからうと思ひましたのですから、お父様は御在宅でせうか。」

 瑠璃子が、出迎へると、その男は妙な薄笑ひをしながら、言葉丈はいやに、鄭重だつた。

 来る者が、到頭来たのだと思ひながらも、瑠璃子はその男の顔を見た瞬間から、憎悪と不快とで、小さい胸が、ムカムカと湧き立つて来るのだつた。

「お父様! 荘田の使が参りました。」

 さう父に取り次いだ瑠璃子の声は、かすかに顫へを帯びるのを、何うともする事が出来なかつた。

「よし、応接室に通して置け。」

 さう云ひながら、父は傍の手文庫を無造作に開いた、部屋の中は可なり暗かつたが、その開かれた手文庫の中には、薄紫の百円紙幣の束が、――さうだ一寸にも近い束が、二つ三つ入れられてあるのが、アリ/\と見えた。

 瑠璃子は、思はず『アツ!』と声を立てようとした。

父は十分もの間

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